NPO法人 トキの国復活支援隊の活動状況 (平成18年度)



1.活動の飛躍を期して養殖施設の環境を整備

 平成14年に、相川二見に設置した1号水槽は、順調にドジョウを育てております。 平成16年5月末に、同一規模の2号水槽を増設し、ドジョウの養殖方法に自信を得ました。 この間、土屋さんは一日も休まず飼育管理をして頂いています。また、伊藤理事は、外部との 連絡や調整に奔走して頂き、会員一同、心から感謝しております。 平成18年4月には、今後の活動の発展を期して、近藤理事の努力により周辺環境整備を行いました。



 養殖施設には、多くの視察者が見えておりますが、平成18年5月末には、新潟県の泉田裕彦知事が視察されました。そして、「トキのために頑張っていただき、ありがとうございます」との お言葉をいただきました。




2.環境省がトキ野生馴化施設を建設中

環境省は、平成16年度〜18年度の3年間で、20haの広大な敷地を確保して、トキの放鳥・野生化に向けて、巨大な順化ケージと周辺に湿地、営巣木、ねぐら木等の整備を進めております。 平成18年度には一部運用を開始し、早ければ平成20年度に試験放鳥を行うこととしています。


環境省資料から抜粋

3.佐渡トキ保護センターが「トキ野生復帰宣言」を発表

この動きと呼応して、佐渡トキ保護センターは、”トキ野生復帰宣言”を発表しました。 その中で、最重要課題は、生き餌の絶対的不足であると訴えております。 トキの野生復帰には、20年度以降、年間5,850kgが必要だとしており、ドジョウを主とする生き餌の生産体制づくりが急務であると訴えております。 また、安全な生き餌の確保の重要性を訴えており、残留農薬のリスクの高い輸入ドジョウではなく、佐渡島内で安全な生き餌を生産することを呼びかけております。

4.NPO法人トキの国復活支援隊の18年度活動目標

 私たちは、トキの国復活支援隊の定款に基づき、活動を展開しております。 トキ保護センターが「トキ野生復帰宣言」を発表し、安全な餌ドジョウを多量に生産することの緊急性を訴えていることに対応して、支援隊は出来る限りの努力をすることを、平成18年度総会で意志統一しました。
私たちは、これまで安全な餌ドジョウの生産を第一に養殖実験を行ってきました。 そして、おおむね安全な餌ドジョウの養殖方法を確立したものと判断しております。
今や、トキ保護センターの訴えに応えて、支援隊が自らが、ドジョウの人工孵化技術を習得し、更に、 効率的な養殖を行うとともに、稚魚の放流などを行い、ドジョウの量産へ向けた対応を行うことが緊急な課題となっております。
18年度の活動は、これまでの経験を踏まえて、ドジョウの人工孵化技術の習得をはじめ、トキ保護団体や農家と協力して、 稚魚の放流などを行い、餌場づくりや餌ドジョウの量的確保に向けて努力したいと考えております。


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