NPO法人 トキの国復活支援隊の活動状況 (平成17年度)
1.1号及び2号養殖水槽の状況
平成14年に設置した1号水槽では、今年もホテイアオイが青々と茂り、ドジョウの良好な成育環境が
形成されており、佐渡産ドジョウの2世、3世が育ち、トキ保護センターに供給しました。
1号水槽の状況
2号水槽の状況
一方、平成16年度の5月末に増設した2号水槽でも、ホテイアオイが一面に繁茂し、既に、この夏、親ドジョウから、
自然繁殖でたくさんの子ドジョウが生まれて元気に育ちました。
水槽の中で自然繁殖して育つ子ドジョウ
タナゴ池に放流したカラス貝
この状況を皆さんに伝えようとドジョウをパレットに入れて写真を撮りました。右上の大きいドジョウが親ドジョウです。
多数の中ぐらいのサイズや小サイズのドジョウが、平成17年の夏、ハウスで生まれて、元気に成長しているドジョウたちです。
このように、1号及び2号水槽ともに、今までになく、多くのドジョウが自然繁殖で育ちました。
人工孵化を委託して、稚魚を育てるやり方の方が多量の成魚を生産できますが、17年度は自然繁殖で育ててみました。
2.タナゴ、フナ、ザリガニの養殖開始
平成17年の夏、ドジョウ以外の淡水魚についても、ドジョウハウスの周辺の池で、養殖試験を始めました。
ドジョウ養殖水槽のように、水温調整、餌の供与など手厚い飼育管理はせずに、ため池に親を放流するだけで、自然な状態で育てています。
タナゴ池
ザリガニ池
昨年以来、日本の各地で流行した鯉ヘルペスなどを考えるとき、順調に増羽しているトキの餌の淡水魚等を、佐渡島内で広く生産できる
状況を実現することは極めて重要です。
すぐに、トキを野生化する試みが始まりますが、対象となる地域の野山に餌が十分居るという状況を実現することが前提になりますので、
佐渡島内の野や山で色々な餌を増やし、トキが啄ばめる環境を早急に整えることが求められています。
このようにトキの餌確保が重要かつ緊急な課題である状況を踏まえ、トキの大好物であるドジョウはもちろんのこと、
タナゴ、フナ、ザリガニなどの放流による自然な成長と繁殖によって、安定した淡水魚の生産と供給の路を開くように、支援隊の現地メンバーは、ボランティア活動に頑張りました。
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